2015年8月6日木曜日

たどり着けるかヘルシンキ?

ぽつーん。
ベルリン空港で乗るはずだった飛行機に乗り遅れたとです…
空港内のエアベルリンの総合カウンターで、私のつたない英語と、ドイツ語訛りのなんだか怒られているような英語のやりとりで、ようやく総合カウンターにたどり着きます。
すると、『19:10のフィンエアーに自動的に振り返られている、荷物もそっちの飛行機に積まれているからオッケーー』というような事を言われ、とにかくヘルシンキに行けることがわかりました。
あーよかったぁ。
ということで、今度はフィンエアーのカウンターに行きます。
新しいチケットを発行してもらおうとしたら『今日は飛行機が満席だから、空きは無いよ、スタンバイで登録するけどいいよね?』って、先ほどと話が違います!『エアベルリンでは、自動的に振り返られていると言われました!』と必死で言っても
『エアベルリンのことは知らない、空きがないんだからチェックイン最後の時間にもう一度ここに戻ってきて』
NOーーー!
またしても、またしても!
そうすると、心配なのは我々の荷物です。
預けた荷物はどこに行ったのか?
誰に聞いても『知らない』と。多分どこかの便に乗ってヘルシンキに届くからヘルシンキに着いたら探せ、ということになりました。
さらにもう一度エアベルリンのカウンターに行って、『フィンエアーはスタンバイって言われたけど、我々はどうすればヘルシンキにたどり着けるの?』と聞くと3つの選択肢を出されました。
1,フィンエアーのスタンバイで空席待ちをする(ただし、席の確保ができるかはわからない)
2,お金を返すから自分で好きな便を取る
3,ベルリンで1泊して翌日の空席を確実に抑える
またしても難関。日本を発って27時間、予定通りの飛行機に乗れていれば、ヘルシンキに到着している時間です。
ここで時間を費やすのは嫌なので、フィンエアーの空席待ちをするという賭けに出ることにしました。
もうドイツビール飲んでやるか?という気持ちもヘナヘナに萎えてきました。
この空港の中を行ったり来たりグルグル歩き回り、再度フィンエアーのカウンターに
すると、『あーチケットね、用意できてるからどうぞ』と肩透かし、なんかおかしくないですか?さっきと態度が違うのです。
渡されたチケットは夫と隣の席。おかしくないですかー?本当は、自動的にすでに振り返られていたのに知らないって言ったんでしょう?と訝りつつも、やっと、本当にやっと安心してヘルシンキに向かうことができました

あとは荷物の無事を祈ります。
ヘルシンキの空港で待っていてくれる義姉に連絡し、到着予定時刻22時を伝えました。
どうか、どうか、荷物よ届いていておくれ!

祈りむなしく、もしかしたら?という悪い予感は悪い方へ
はい、荷物は出てきませんでした。
義姉に助けを求め、翌日の連絡待ちになりました。
かもめ食堂のもたいまさこさんが脳裏によぎります。
迎えに来てくれた義姉は『大丈夫、よくある事だし、出てくるから家で待ちましょう』と。
そして、そんなこんなで義姉宅にたどり着いた時には0時を回り、機内食しか口にしていないだろうからと用意してくれていたサーモン、キャビア、アボカドという素敵な食事を貪るように食べて、泥のように寝床に入ったのです。

『私の荷物、見つかったかしら?』
もたいまさこさんが、頭の中でリピートします。






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