2015年10月5日月曜日

Day 5

D5 8/12
昨夜は強い雨と風でよく眠れず・・・5時に起床してもまだ雨。テンションあがらない。
とりあえず食欲はないがパンとコーヒーで朝食。
すると雨がやんで晴れてきた。
7:30 トイレも済ませ、爽快になり出発。
はじめは森の中の湿地、動きがのろくなると蚊が襲ってきて転ぶとあちこち刺される。容赦ない。
大きな吊り橋を渡ると気持ちのよいトレイル!

 
木道があるとどんどん進める!

昨日までと違って、かなり歩きやすくペースがあがる。
11:30 2つ目の吊り橋を渡ったところで少し早いが昼食。川の近くなので靴と靴下を洗い、足を乾かす。とても居心地が良かった。
今日のトレイルは、広大な景色に茫漠と流れる滝、そして緩やかな小径、晴れ渡る空。
これが望んでいたもので、昨日までは辛かったなあ・・・とうきうきしながら歩けた。



しかし、しだいに風が強くなってきた。
途中の道で、今日で歩きはじめて11日目だという1人のハイカーとすれ違う。どこまで行くのか?という問いに(何語かわからないけれどそう言っているようだった)うまく答えられなかったので、ダンナが地図を見せると、老眼鏡を出してかけて見てウンウンと頷いてくれた。ひそかにローガンさんと命名。
昨日出会ったハイカーもそうだが、どれだけこの山の中で過ごしているのかが話題になる。ローガンさんもきっとまだまだ歩き続けるのだろう。

4:10 そうこうして湿地にはまったり川を渡ったりしているとvuoma小屋に到着。
ザックを降ろして休んでいると1人の青年が小屋から出てきた
「Nice to meet you my name is ヘンドリック」と握手を求められ、私も自分の名を告げると「ニホンジン?」とニホンゴで話しかけてきた。少し日本語が話せるというが、まさかここで出会う異国の人が日本語で話すとは思わず面食らった。聞くとヘンドリックは家族でノルウェーの北の方から来て、小屋で2日間過ごすようだ。
日本語がせっかく話せるのに何故かこちらは英語で話してしまい、ギコチない。
異国の地で日本語は、我々夫婦だけのコミュニケーション方法だとこの数日間で勝手に思い込んでしまっていたようだ。
ヘンドリックは東京に住んだ事があると嬉しそうに話してくれたのに、会話が進まなかった。もっといろいろ話をすれば良かった・・・ヘンドリックの悲しそうな顔が忘れられない。ごめんよ、ヘンドリック!!

ここから先は今日のテント場所探し。一度良さそうな場所を見つけるが強風でダメ。
テントをたたみ、さらに30分程先へ進む。

19:00 ようやくひと心地つけた。今日はよく眠れるだろう。
雨は相変わらず降ったりやんだりを繰り返しているが、きれいな虹を見られたし、トナカイの群れにも遭遇できた。よしとしよう。

トナカイの群れが駆け抜けて行った

今日でアビスコまでの道の半分を終えた事になる。
それにしても毎日違う困難があり、1日のうちでも変わる。
自分の事で精一杯の毎日である。

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