2015年10月6日火曜日

Day6

D6 8/13
6:00起床 雨でテンションがた落ち。どんより厚い雲と冷たい雨、冷たい風。ぐだぐだ言っても仕方がないので先へ進む。
8:00スタート。雨風に体温を奪われ、おまけに足元は私の苦手な岩場。
見渡す限り景色が灰色で、行っても行っても変わらない。この先、永遠に灰色の景色が続くのではないかと、顔を上げる事もできない。足元に集中して進む事だけを考える。足を止めると灰色の中に置き去りにされてしまいそうで、休まず進む。
ようやく2時間歩いたところで岩場を抜けた。雨風も弱まってきた。

岩場を抜けて、やっと一息

5人組の中高年ハイカーとすれ違う。
5人組は、2週間かけてキルピスヤルビまで行くそうだ。我々は、キルピスヤルビから歩いて今日で6日目だとい言うと「ストロング!」だと驚いていた。ゆっくり時間をかけて進むのも楽しいのだと思う。「今日はこのくらい」とか「ここまで行かなくては」と思うと辛くなる。まさに今日の私は自分で自分を追い込んでいた。
何も意地になって雨風の中を進む事はないのだ。

12:30 Guskas小屋に着く。ここで昼食。さっきまでの暗雲がみるみる変わり、道も歩きやすくなってきた。この小屋周りは木道が多く歩きやすい。

少し歩くと、1人のハイカーとすれ違う。「どこの国から来た?東洋人かい?」と話しかけられる。ドイツから来たというその人を、勝手にシューマッハと命名。
シューマッハは10日間歩き続けているそうだ。そして、「アビスコに行くなら、道路に出たらバスに乗ればいいよ」と教えてくれた。ちょっとそこら辺のように言うが、アビスコまではあと3日かける予定。もしかしたら、もう近いのか?と思ってしまう。

すると、湖が見えてきた!

湖が見えた!

地図上、アビスコは湖をぐるっと回った対岸にある。 なんだか知らないうちに、ショートカットしてしまったのかもしれない。あれ?もしかしてもう着いてしまうのか?
シューマッハのバスの話から、希望的観測が生まれた。
喜ぶ私を尻目に、ダンナが地図とにらめっこ。
違う湖だった・・・
だけどゴールは近いことは確かだ。いきなりゴールが見えたものと思って足が空回りし、3回も大コケした。あり得ないところで急に転ぶようになり、疲れている事に気づく。

17:00 川沿いにテントを張る。川で靴とゲイターを洗ってスッキリ。
アビスコまであと2日かな・・・
今日進んだ距離 25キロ
今日こそぐっすり眠りたい。

今日メモ
どこの国の人でも中高年は、おじさんか、おばさんかよく解らないものだと妙に納得。

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