5:30 明け方、頭の近くでガサゴソと物音。
風だと思っていたらテントにネズミが入り込んでいた。ぎょえーーーー!食べようと思っていたパンの袋を齧られ、中身も減っている。雨風の中テントを張っていたのでその物音かと思っていたのにショック。なんだか寝ている時に顔に何かが触る気配がしたが、それもネズミだったのだ。しかもご丁寧にカップの中に糞。気持ち悪い。
「ネズミ可愛いー!」とか言ってたじゃない。とダンナに言われるが、命をつなぐ食料を取られたとなっては可愛いなどと言ってられない。しかもこのネズミ、歩いているとしょっちゅう見かけ、三毛柄なので三毛ネズミと命名していた。三毛ネズミめ・・・
帰国してから調べたらレミングというネズミだった。集団自殺をするとか、しないとか説があった。トレイル上でもぺっちゃんこに潰れている姿をよく見かけた。お互い生きていくのが必死だ。でもパンを地面のとれるところに置いた私が悪い、無念。
気を取り直し、テントを撤収。
雨が降っているので小屋のキッチンを使わせてもらうことにした。
テント泊一人100クローネ(1,500円)払っているのでキャビンのキッチンを使えるのだ。
キャビンのキッチン |
しかもこの小屋はあまり利用者がいないのかとてもきれい。特にトイレは爽やかささえ感じる。小屋番は若い夫婦と小さいお子さん2人のファミリーで、息子ちゃんが描いた絵がトイレに貼ってあるのが微笑ましい。
そそくさと朝食とパッキングを済ませ、小屋に挨拶をして出発。濡れずに準備ができたので100クローネの価値はあったかも。
小屋のご主人はアビスコに奥さんとスキーに行くと話していた。私たちの旅がロングトリップで素敵だと言ってくれた。
歩き始めても雨が止まない。今日は14K先のキスリス小屋が目標。雨は降っていても道が歩きやすいので進んでしまう。
歩きやすい道
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途中、何組かのハイカーに追い抜かれたりすれ違ったりした。その中で、私たちとほぼ同じペースで歩いているスウェーデン人カップルがいて、小屋付近まで一緒だった。(女の子が可愛かった)
1:00
キスリスに着。
キスリス小屋 |
小屋のおじさんのミニショップで今朝焼いたというパン60クローネ(900円)を買う。パンと言うよりはナンのように平べったくスパイス風味がした。60クローネは高いと思った(4枚入り&バター)
小屋のベンチで昼食の準備。小降りだった雨が本降りになり、風も強まる。ベンチの上にシートを敷き下に隠れて雨をしのいで急いでお腹に食べ物を押し込んだ。
寒くて仕方ないので早々に小屋を後にする。
本当はここでテント泊と思っていたが良い場所がなさそうなので先へ進んでみることにした。
少し進むと雨が上がり、青空も見えるようになった。
一番天候の悪い時に昼食をとってしまった。
先に進まず、川のそばに平らなところを見つけたのでそこにテントを張った。
川のそばにテントを張った |
人のいないところで自由にテントを張れる方が、のびのびできる。
明日は雨に降られず進みたいものだ。
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