2015年9月24日木曜日

Day1 歩きはじめる

帰ってきましたので、長くはなりますが30日間の記録を綴って行きたいと思います。
Day1〜Day31そしてエピローグまでお付き合いください!
主に日記からの引用なので、言葉使いが乱暴なのはお許しください。

D1 8/8
朝9:48ヘルシンキから北へ向かうこと16時間。コラリという駅に到着!
さらにここからバスに乗る。
我々の乗るバスは駅をおりてすぐのところに停車していた。

バスに乗り込むと乗客は3組だけで、隣のユッカスヤルビ行きのバスは混み合っていた。定刻通りバスは10:00に発車。ほどなく運転手から宿泊先を問われる。。。どうやら宿泊先までの送迎らしいのだが気持ちが先走り「私たちはホテルになんぞ泊まらないのです、だってテント泊ですからね〜」と勝ち誇ってみせたのだが、運転手は「じゃあ一番大きいホテルで降ろすよ」とテント泊にはふれてもらえなかった。で、降りた場所はキルピスヤルビホテル。13:20到着。現地の地図が売っている場所を教わり、そこで地図を購入。目的のビジターセンターが見つからないまま歩き始めてしまった。というのも、「ようこそキルピスヤルビ」的なものが何1つなく、トレイルの入り口のボート乗り場まで5キロ歩く、ボートの時間が待てなければそこから12キロ歩いて進んでくださいね、とホテルの人に聞いたから。ダンナは「ビジターセンターがあるはずなんだよ」と言っているが、それらしき建物はおろか、それらしき人々もいない。わらわらと北極圏トレイルに乗り込んで行く人たちについて行こうと思っていた私は途方に暮れた・・・
緊張のためか食欲はないが、ヘルシンキから持参した残りのパンはここで食べ、オレンジとアップルジュースは手に持って歩くことになった。
途方に暮れていても仕方がないので、まず目指すのは3国の国境点(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)、とりあえず5キロ先にあるボート乗り場に向かって歩き始めた。ボート乗り場には15:30に到着。
しかしボートの時間は10:00、14:00、18:00の3便・・・2時間以上待つのは嫌だと言う意見は2人とも一致したの、でこの先も歩くことに。道に大きなトナカイがいる車道の脇を歩き、ようやくトレイルの入り口に到着。
ここから国境点まで12キロと思っていたが、これが大変。湿地でぬかるんでいるし、ガレ場はあるし、足を着こうとする場所にはトナカイの糞があるし・・・
標識は出ているもののフィンランド語なのでよくわからない。わかったのは、国立公園内ではキャンプしてはだめです、という事くらい。という事は国境点までは国立公園なので、それ以上の場所まで行かなければテントを張れないのだ。
トレイルの景色は美しく、視界が開けて楽しくなる。
だけど想像以上に12キロは長く、目的地に着いたのは夜の9:20になってしまった。白夜後なのでまだ明るい。

国境点で写真を撮り、ノルウェー側に入ってすぐのところを今宵のキャンプ地とした。
蚊がものすごい数よってきた、キンチョウ蚊取り線香を点火すると、すぐさま蚊はいなくなった!蚊取り線香!すばらしい!
緊張している私に、お湯を沸かして夕飯のアルファ米をダンナが作ってくれた。お腹が満たされると心も穏やかになる、うんなるよね。
私の機嫌=お腹がすいていないかどうか、を常にダンナは気にしているようだ。
そして、興奮冷めやらぬまま、はじめてこの地で眠りについたのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿